3.11から15年。鶴岡で暮らす私たちが、今こそ考えたい「家の強さ」
「あの夜の揺れ、びっくりしましたよね。」
2019年 6月18日 夜10時22分。
突然、強い揺れが庄内を襲った「山形県沖地震」。
マグニチュード6.7、鶴岡市温海川では震度6弱を観測しました。
夜遅い時間だったこともあり、驚いて外へ飛び出した方や、不安で眠れない夜を過ごした方も多かったのではないでしょうか。「庄内は大きな地震が少ない」と言われてきた中で、私たちの日常が揺らいだ瞬間でした。

■当たり前の日常に、感謝を込めて
昨日は、3月11日。
テレビから流れる追悼の景色に、あの日のことを思い出した方も多かったと思います。
東日本大震災から15年。家族と囲む食卓、いつも通りの朝、何気ない夜の静けさ。こうした「当たり前の日常」がどれほどかけがえのないものかを、改めて感じる一日でした。
この節目をきっかけに、住まいと防災について考えることは、未来の安心を守る第一歩になるはずです。
■わが家の強さは「数値」でわかります
大きな災害を経験するたびに「うちは大丈夫だろうか」と不安がよぎることはありませんか?
住宅の地震への強さは、「耐震診断」によって客観的な数字(上部構造評点)で知ることができます。
| 評点 | 判定 | 地震が来た時の状態(目安) |
| 1.5以上 | 倒壊しない | 非常に安全。大きな揺れでも安心感が高い |
| 1.0以上〜1.5未満 | 一応倒壊しない | 現行の基準を満たしている状態 |
| 0.7以上〜1.0未満 | 倒壊する可能性がある | 粘り強さが不足しており、補強が推奨されます |
| 0.7未満 | 倒壊する可能性が高い | 非常に危険。早急な対策が必要です |
特に、1981年(昭和56年)5月以前に建てられたお住まいは「旧耐震基準」と呼ばれ、評点が1.0を下回ることが多いのが現状です。庄内地方に多い「昔ながらの大きな家」「瓦屋根」「増改築を重ねた家」などは、診断してみると「壁が少ない」「屋根が重い」といった課題が見つかるケースも珍しくありません。大切に住み継がれてきた古いお家ほど、一度チェックしてみると安心です。
■鶴岡市の「耐震補助金」で賢く備える
「耐震改修はお金がかかりそう……」と足踏みしてしまう方へ。
鶴岡市では、市民の皆さんの安全を守るための手厚い補助金制度が用意されています。
- 耐震診断への補助 まずは現状を知るための診断費用の一部を市が負担してくれます。
- 耐震改修工事への補助 評点を「1.0以上」に引き上げるための補強工事に対して、まとまった額の補助が出ます。
令和7年度の「鶴岡市木造住宅耐震改修補助金」情報になりますが、対象になるのは主に平成12年5月以前に建てられた木造住宅です。
耐震診断の結果をもとに次のような工事が補助対象になります。
(1)耐震改修工事(しっかり耐震)
住宅全体を補強して
評点1.0未満 → 1.0以上
にする工事です。
例えば
・耐震壁の追加
・柱や接合部の補強
・基礎の補強
などを行います。
補助金最大120万円

(2)簡易耐震改修(危険度を下げる)
住宅の状態が
0.7未満 → 0.7以上
になるよう補強する工事です。
費用を抑えながら
まず倒壊の危険を下げる方法です。
補助金最大30万円

(3)部分耐震改修
住宅全体の工事が難しい場合でも次のような方法があります。
例えば
・1階のみ耐震補強
・寝室など主要な部屋の補強
・屋根を軽くする工事
特に庄内では、瓦屋根を軽い屋根材に変更する工事が耐震改善につながるケースもあります。こちらも補助金最大30万円

(4)防災ベッド・耐震シェルター
大きな工事が難しい場合
・防災ベッド
・耐震シェルター
などを設置する方法もあります。
建物が倒壊した場合でも、命を守る空間を確保するための設備で、こちらも補助金最大30万円

補助金には年度ごとの予算や受付期間があります。
新年度の受付開始時にスムーズに動けるよう、早めのご相談がおすすめです。
■家族の命を守る場所であるために
住宅は、ただ雨風をしのぐだけの箱ではありません。大切な家族の命を守る、最後の砦です。
2019年のあの夜のような揺れが、いつまた来ても「この家なら大丈夫」と笑い合えるように。
また、局地強風で知られる庄内地方では、風対策にもなります。
アクアホームには、国家資格を持つ「既存住宅状況調査技術者」が在籍しています。
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